Xiaomiのスマートウォッチ「Amazfit GTR Lite」のレビュー。他社製スマートバンドと比較してみる。
2020/11/30
ずっと気になっていたAmazfit GTRがついに日本語対応したため思い切って購入！…しようとしていた所にGPSや一部の機能を削ぎ落とした廉価版(?)Amazfit GTR Liteが発売されたのでそちらを購入。
使っていたスマートバンドがボロボロになってきたのでスマートウォッチ周りの環境を更新したいな、と思ったのが購入の動機。中華製品の通販でおなじみのGearbestで購入。
Gearbestで注文してから手元に届くまでどれくらいかかったかという記事を別記事で書いているのでよろしければどうぞ。
ちなみに海外通販あるあるらしい箱ボコボコの洗礼もしっかり受けた。
Amazfit GTR Lite自体のレビューは多数上がっているので今回は今まで利用していた他社製のスマートバンドと比べて良かった部分や悪かった部分の比較記事になります。ちなみにどちらも自腹で購入。
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Amazfit GTR Liteについて
すでに発売されていたAmazfit GTRからGPSといくらかの機能が削除された廉価版モデル。詳しい使用は商品ページにあるので省略。
購入当時の価格：11,797円 (セール/クーポン利用)
Semiro製スマートバンドについて
購入当時の価格：4,199円
販売元はSemiroとあるもののおそらく製造元は別。同タイプの製品が他社からも何種類か出ているのを確認済み。中華製品あるあるですよね。スマートウォッチの中でもスマートバンド、スマートブレスレットと呼ばれる類の物。購入してぼちぼち2年経つものの動作自体は至極快調。ただ見た目の傷がひどくなってきたのと飽きたので買い替えです。
スマートバンドなら同社の製品のMi Smart Band 4と比較しろ！と言われそうだけど、多分そういう記事もうあるよね。お試しでよくわからない中華製格安スマートバンドを買った人の乗り換えの際の参考になれば、という内容なのでご容赦を。
Amazfit GTR Lite の良かった点
見た目
Amazfit GTR Lite
完全に個人の趣味による所だけどAmazfit GTR Liteは見た目がカッコいい。
ウォッチフェイスの種類も多く、バンドも22mmの物であれば簡単に取り替えができたので気分や利用シーンで見た目を変えられるのも良い所。機能はもちろんだけどなんだかんだで見た目も大切。
Semiroのスマートバンド
Semiroのスマートバンドは運動している時は良いんですがビジネス利用だとかなり浮いてしまった印象。実際使ってみてスーツにこれはちょっと違う気がした。あとやたらもっこりしてるのでもう少し薄ければなあ…。
バッテリーの持ち
Amazfit GTR Lite
スマートウォッチはすぐに電池が切れるというイメージがあったけどAmazfit GTR Liteは全くそんな事はなかった。
以下の画像はAmazfitの管理アプリのスクショ
2週間使ってまだ75%。もちろん電源を落としていたとかそんな事はなくこの数字。正直ドン引きするレベルでバッテリーの持ち。ここまで持たなくても良い気がしてしまう(笑
Semiroのスマートバンド
Semiroのスマートバンドは7～10日程度でバッテリーが切れていた。
筐体が小さい割には頑張っている印象。正直これくらいのバッテリー持ちでもなんの不満も無いよね。
ディスプレイが綺麗
Amazfit GTR Lite
454×454の高解像度のディスプレイなのでびっくりするほど綺麗！ドット的な物を全く感じさせない仕上がり。
晴天下でも視認性が高くもちろん暗所でもはっきりと見えてとても良い。
Semiroのスマートバンド
(ボロボロですいません。)
Semiroのスマートバンドはドット感バリバリのディスプレイでお世辞にも綺麗とは言えず、晴天下ではほぼディスプレイは見えない！きびしい！
軽さと厚さ
Amazfit GTR Lite
カタログスペックで見ても軽いのだけど付けてみると想像より軽いのでちょっとびっくり。自分はステンレスバンドに変えているのでそれなりに手首に存在感は感じます(笑
厚さは思っていたほどではないのでまあ許せるかな？
Semiroのスマートバンド
筐体のサイズや素材が違うので比較するのもおかしな話だけど当然のように軽い。付けてる感じがしない。もう少し薄ければなー。
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Amazfit GTR Lite の悪かった点
日本語対応していない！(2020年1月現在)
Amazfit GTR Lite
Amazfit GTRが日本語対応したし、製品ページにも日本語対応とあったのでLiteも当然対応しているだろうと購入したら日本語に対応していなかった…。Twitterでも同じような嘆きを見かけて「それな」と思う日々。Twitter上の情報によると日本語対応を進めているようなので時間が解決してくれるはず。
追記：2020年11月
Amazfit GTR Liteは日本語対応していないこと誠に申し訳ございません。今後日本市場に発売する製品に関してはしっかり日本語を対応するようと社内にフィードバックさせていただきます。
— Amazfit Japan (@AmazfitJapan) September 21, 2020
公式の発言と捉えて良いのか微妙なところですが、Twitter上のAmazfit Japan公式アカウントよりGTR Liteは今後も日本語対応しないという事を伝えるツイートがありました。販売サイトに日本語対応と掲載したり、ユーザーからの質問に対応予定と回答していたりしたので心証が最悪になりました…。製品自体は良いものなのでただただ残念です。
操作画面は英語でも全く問題ないのですが、通知が化けて意味不明なのが大問題。
めっちゃきびしい！
Semiroのスマートバンド
日本語対応。いかにもな中華フォントでドット感が凄いけど特に問題なし。
バイブが弱い
Amazfit GTR Lite
各種通知やアラームのバイブが弱いように感じる。もちろん個人差はあるが下手したら気づかないレベルで振動が弱い。バイブレーションのパターンはカスタマイズできるんだけど強さまではカスタマイズできない模様。ハード的な問題ならファームウェアのアップデートでは対応できそうにないし…うーん、惜しい！！
Semiroのスマートバンド
比較すると明らかにバイブが強い。通知に気づかないどころか寝てても目が覚めるレベル。机の上に置いている時に通知を受けると「ヴーーーーーーッ！」というとんでもない音でびっくりしてしまう(笑。これくらいの強さは欲しかった。
通知がイマイチ
Amazfit GTR Lite
自分がスマートウォッチを使う理由で一番重要視しているのが通知。仕事上の重要な連絡を取りこぼしたくないという意味が大きい。
一部アプリの通知が「通知が来ているからスマホで確認してね」という表示になってしまった。
「通知あり」のような表示が出た
メールをiOS標準のアプリではなくサードパーティ製アプリで受信した時の表示は以下の通り。iOS標準のメールアプリはAmazfit側にも通知対象として設定が存在するので問題なく表示されたがサードパーティ製だとやはりiOS標準のメールアプリとは受信時の表示が異なった。
左：Amazfit GTR Liteは送信者のアドレスは表示されない(ついでに日本語文字化け)。右：Semiroスマートバンドは送信者のアドレスが表示される。
通知の設定項目。メールやSMSは別の項目として存在した。
Semiroのスマートバンド
SemiroのスマートバンドはiOSの通知のプレビューとほぼ同じ内容をそのまま表示してくれる。どのアプリってわけでなくiOS側で通知された内容を素直にスマートウォッチ側に表示してくれる、Amazfitもそれでいいと思うんだけどなあ。
購入方法
今の所(2020年1月現在)Amazfit GTR Liteは日本での取り扱いが無いのでGearbestで購入する事になるのが少し面倒。
Liteではない無印GTRは47mm/42mm共にamazonで取り扱いあり。
[余談] アクセサリ等
保護フィルム貼ってバンドを交換
標準だとシリコンバンドだけどどうにもしっくりこないのと微調整ができなかったので交換。あと保護フィルムも貼った。貼ってみて思ったけどフィルムは要らなかったかな…。
フィルムはこちらの商品。
耐指紋とあるけどそれなりに指紋つくから注意！
あと光沢じゃなくて非光沢を選べばよかったかな。
バンドはこいつ
マジックテープの方が軽そうで装着感も良さそうだったけどとりあえずこっちを選んでみた。マグネット式なので締め付け具合の微調整が容易。質感は悪くないけどちょっと重さを感じるかな？あと想像以上に磁石が強力。取り付け工具も付いていてお安いので買って良かったと思える。Amazfit GTR (Lite) 47mmモデルは22mmのバンドなら大体交換できるはず(一応確認した方が無難)
公式のウォッチフェイスに飽きた人はこちらの記事もどうぞ
まとめ
価格帯も形状も素材も違うので一概に比較してどうこう言えるものではないけど、今格安スマートバンドを利用していて1グレード上のスマートウォッチに乗り換えを検討している人の参考になれば、と思いまとめてみました。正直1万円代前半でこれだけの質感、機能があればコスパは非常に良いと言いたい。しかもバッテリーの持ちが半端ない！通知を重視する人は別の機種を検討した方が良いかも。日本語対応を見送ったのは最悪だと思う。