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Anker Soundcore Liberty Neo 2レビュー。4000円台でも超優秀なワイヤレスイヤホン

      2021/08/18

Anker Soundcore Liberty Neo 2

バッテリー関連製品で有名なAnker、ここの所オーディオ製品でも名前を見かける事が多くなってきた。今回購入したのはAnkerのオーディオブランド「Soundcore」シリーズのAnker Soundcore Liberty Neo 2だ。左右独立型のBluetoothイヤホンは多々あるが個人的に信頼しているレビュアーの方々の評判が良かったため今回はこちらの製品を購入する事に決めた。ちなみにAnkerの製品は色々と買っているがSoundcoreシリーズのイヤホンを購入するのはこれが初めてだ。


Anker Soundcore Liberty Neo 2 開封

Anker Soundcore Liberty Neo 2 外箱

Anker Soundcore Liberty Neo 2 同梱物

外箱はいかにもAnker製品といった感じの外観。同梱物はイヤホン本体、充電ケース、イヤーピース、イヤーウイング、USB-C-Aケーブル、クイックスタートガイド、マニュアル。

Anker Soundcore Liberty Neo 2 イヤーピース

イヤーピースについては本体に装着済の物も含めてXS/S/M/L/XLの5種類が付属している。イヤホンの脱落を防ぐイヤーウイングはS/M/Lの3種類。

Anker Soundcore Liberty Neo 2 充電ケースとケーブル

充電ケースはUSB-C。ケーブルはUSB-C / A。

Anker Soundcore Liberty Neo 2 本体レビュー

本体と充電ケース

Anker Soundcore Liberty Neo 2

続いて製品本体を見て行く。充電ケースはマットなブラックで触り心地も良く指紋がベタベタと付くような事はない。

Anker Soundcore Liberty Neo 2

本体も基本的にはマットな質感で一部光沢がある作りになっている。ケースから取り出すと自動的に電源がONになりペアリングモードになった。特に操作すること無くワイヤレスイヤホンとして検出可能になる。便利。本体のみの使用時間は最大10時間(ケース込で最大40時間)。Bluetooth5.2/防水はIPX7規格対応。当然のように技適あり。

Anker Soundcore Liberty Neo 2 本体

LR両方に操作用の物理ボタンがある。音量変更、再生停止、通話時の操作等に使う。物理ボタンは後述するsoundcoreアプリでカスタマイズ可能。個人的にタッチセンサーより物理ボタンの方が操作しているという感覚が伝わってくるので好みだ。

サイズと重さ

Anker Soundcore Liberty Neo 2 サイズ

100円玉と比較した時のサイズ感はこれくらい。いわゆる「耳うどん」タイプではない完全ワイヤレスイヤホンはゴツいイメージがあり敬遠していたのだがこの製品でイメージが変わった。

Anker Soundcore Liberty Neo 2 重さ

本体重量左右で12g、充電ケース込みで59g。イヤホン装着時に重さを感じないレベルで軽い。充電ケースも普通に持ち歩いていても全く気にならない重さだ。ケースは薄くはないがかばんに入れていても気にならないサイズ感。もちろん見た目を気にしなければポケットにも入る。

充電について

Anker Soundcore Liberty Neo 2 充電

充電ケースはUSB-C/Aケーブルで接続する。前面に充電ケースのバッテリー残量ランプあり。(※残量表示はイヤホン本体ではなくケースのバッテリー残量なので注意)

Anker Soundcore Liberty Neo 2 ワイヤレス充電

5000円以下の格安ワイヤレスイヤホンの部類なのにケースがワイヤレス充電に対応しているのに驚いた。ワイヤレス充電に使用した機器は同じくAnkerの製品「Anker PowerWave 10 Pad(改善版) 」。

音について

完全に個人的な感想になるが、5000円以下のワイヤレスイヤホンとして考えると充分すぎるレベルで、手持ちの他の同価格帯のワイヤレスイヤホンと比較してもなかなか良い音が出ていると思う。音質が気に入らない人も専用アプリである程度調整が可能なので好みに近い設定を探す事ができる。前世代の機種よりサイズアップした3層構造8mmドライバーを搭載。

接続品質について

「頻繁に接続が切れる」というレビューを多々見かけるが今の所自分の利用環境では問題は発生していない。多数のBluetooth機器を利用している会社や電車内でも切れる事はほとんど無い(ごく稀に一瞬切れたりするが)。ちなみにWindows PC、iOSデバイスで利用している。

専用アプリ

Anker Soundcore Liberty Neo 2 アプリ

専用のSoundcoreアプリではバッテリー残量確認、イコライザー設定、タッチ操作カスタマイズ等の設定が行える。イコライザー設定は予め設定されたプリセットから選択する方法の他に、周波数帯域を自分好みに変更した物をカスタムプリセットとして保存する事も可能だ(100-12.8KHz/各帯域+-6dB)。

デフォルトで中~低音寄りの印象を受けた。高音が刺さるような感じは無い。自分が良く聞いている音楽はクラブミュージックだが、低音が思ったより出ているように感じる。ボーカルもそこそこ前に出ている。聞いていて楽しいリスニング向けのワイヤレスイヤホンだと思う。

通話について

Discordで通話テストをしてみたが、音質については「まあ使える」レベルだった。

Anker Soundcore Liberty Neo 2 の良かった所

バッテリー持ちが良い

再生可能時間がイヤホン単体で最⼤10時間、充電ケース使用時で最⼤40時間と驚くほどロングラン。前モデルのLiberty Neoは最大20時間だったのでなんと約2倍。

実際に1日8-9時間程使っているがバッテリーが切れる事もなく使えている。離席する際にこまめに充電ケースに戻すようにすればもっと長く使えそうだ。ケースの充電は10分間の充電で約2時間分の短時間充電に対応している(USBケーブル利用時)。

Anker Soundcore Liberty Neo 2 バッテリー持ち

参考:モノラルモード(片耳使用)で9時間使ってバッテリー残量は60%

モノラルモード(片耳使用)が便利

個人的に完全ワイヤレスイヤホンを買う時に必須な機能がこちらのモノラルモード。片側のイヤホンからのみ音が出るアレ。仕事中に使うので片方の耳は開けるようにしているからだ。外音取り込み機能がある場合は気にしなくて良い事ではあるがこの製品には付いていない。片方をケースに戻すと自動的にモノラルモードになり、ケースから出すとステレオモードになる。シームレスに切り替わるのでとても便利。

イヤーピース、イヤーウイングが豊富

5000円以下でイヤーピースが5サイズ、イヤーウイングが3サイズも付属している。これだけあればフィットする組み合わせが見つかるはずだ。

余談だがイヤーピースの交換も試してみた。SednaEarfit XELASTECfinal TYPE E、どちらもぴったりとまでは行かないが装着する事はできた。ただし充電ケースに収納すると蓋が閉まらなくなるので実用向けではない。また個人的には付属のイヤーピースの付け心地と音質が一番しっくり来ると思う。

フィット感が良く落ちない

完全独立型ワイヤレスイヤホンは耳から落ちて無くしそうなので今までは左右がケーブルで繋がっているタイプのワイヤレスイヤホンを愛用していた。Anker Soundcore Liberty Neo 2についてはかなりフィット感が良い。運動していても落ちる様子はなかった(個人差はあると思う)

Anker Soundcore Liberty Neo 2 のイマイチな所

マルチポイント非対応

例えばPCとスマホでペアリングを切り替える際は現在接続している方を解除してからもう一方で接続し直す必要がある。実際に使っているとなかなかストレスを感じてしまうがこの価格帯なら非対応でも納得できる。

コーデックがSBC/AACのみ

低価格帯ワイヤレスイヤホンあるあるだがapt-Xには対応していない。iPhoneで使う場合は気にしなくて良い事。

Anker Soundcore Liberty Neo 2 総評

とにかくコスパが良すぎる

価格は4990円とギリギリ4000円台に乗せてきている感は否めないが、かなりコスパの良いワイヤレスイヤホンでこれは売れる予感しかしない。自分が購入したamazonではamazonポイントが20%付与されたので実質4000円で購入できた。現在はポイントが付かないようだが、ankerの製品はたまにポイント付与になっていたりする事があるのでこまめに確認すると良さそうだ。

気に入りすぎた結果現在のワイヤレスイヤホンメイン機に昇格した。この価格なら紛失してもそこまでダメージを受けそうにないのも良いので外でもガンガン使い倒したい。(AirPods Proを無くしたらダメージ大きい…)

Anker Soundcore Liberty Neo 2は次のような人にオススメできそう

  • 5000円以下の完全ワイヤレスイヤホンを探している
  • バッテリー持ちが良いと嬉しい
  • 完全ワイヤレスイヤホン初心者の最初の1台目
  • ノイズキャンセリング機能は不要

 - レビュー